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日本初クラウド型副業制度構築サービス「フクスケ」の実態と副業トラブルの現状

企業と従業員が安心安全にダブルワークを認め合える日常を作ることを目指す、日本初の従業員を守るクラウド型副業制度構築サービス「フクスケ」(https://fkske.com/)の開発・運営を行う株式会社フクスケ 代表取締役社長 小林 大介氏に、サービスへの思いやサービス開発までの流れから副業解禁に潜むトラブルリスクの回避方法をお伺いしてきました。

目次[非表示]

  1. 1.”副業禁止”だからこそ、伏(ふく)業が増えていた現状
  2. 2.2027年までに全従業員が副業解禁へ!?
  3. 3.「伏業」を減らして、ホワイト「副業」が当たり前を目指して



”副業禁止”だからこそ、伏(ふく)業が増えていた現状

「フクスケ」サービスリリースまでの背景を教えてください。


前職での実体験が大きなきっかけとなっております。私は人事責任者をやっており、副業者管理を行っていました。会社の業界柄IP(知的財産)やブランドを特に重要視して守らなければならなく、コンプライアンスを管理することが非常に重要な組織にいました。また会社自体も急成長を遂げ、多くの方にご入社頂く中でコンプライアンスへの意識や研修の統一化が難しく副業を禁止する方向になりました。この副業解禁の時代に真逆で進んでいたんですよね。

ただ副業を禁止するのはとても難しく、禁止することで反対に隠れて行う人も増えたり副業に伴う事故の発生リスクを目の当たりにしました。当時、闇営業などが騒がれていたこともあり、副業での事故によるブランド棄損などのリスクを身近に感じていました。


また、中途採用を行う際にフリーランスとしてご活躍されていた際の業務内容を評価して入社をされた方に対して、副業禁止の制度が敷かれていた為、副業として継続してフリーでのお仕事を制限しなければならないことがありまして、翼を追ってしまったような状態になったこともあり結果として素晴らしいパフォーマンス発揮が出づらい結果になった経験があります。

このような経験から副業者の管理が難しいために副業を禁止するとの対応ではなく、しっかりと健全に副業を行える環境づくりを行うことが重要であると思いました。

とはいえ、副業はやるのは簡単ではありますが、会社を守るために副業者を管理するのは、とても専門知識が高く、自社の知識だけで管理することの難しさや辛さを実感してたこともあり、この悩みを解消するサービスを作ろうと思ったことがきっかけでしたね。
また、スタートアップウィークエンドというイベントに参加した際に、偶然にも「勤怠管理と副業」というアイディアソンになり、自身も副業経験があり、副業管理経験も経験している私こそできるところはここであると思い、当時は起業するつもりは無かったのですが、挑戦することに決めました。


2027年までに全従業員が副業解禁へ!?


副業を実際にやっている方は多いのでしょうか。


パーソル総合研究所が出している調査結果では、2018年以降副業希望意向者も含めると正社員の半数近くが副業経験を持つとのデータが出ています。また、実際に副業を禁止している企業や内部に副業者はいないと思った場合でも、確定申告や年末調整をご自身でやっている方は何かしらやっている潜在層の方に当たると思いますね。

実は、内閣府が働き方改革の10ヵ年計画を出しておりまして、2027年までに全従業員が希望をする場合には副業を全面的に容認していこうとする政策が出されており、今後副業する社員が増えることが予想されます。
また、現在は従業員のプライベート時間におこなう副業を禁止にできる法律はなく、2018年にはモデル就業規則の変更により副業の原則容認が施策として打ち出されているものの、これは事故が起きてみないと事態が分からないのが現状です。会社は資産を守るために副業を禁止をしますが、申請をせずに副業を始める方は増えている悪循環になっていました。

だからこそ先にリスクがないかをチェックをしておくこと、副業を隠さず申請することを当たり前にしておく文化作りが求められていると思います。


副業のトラブルって実際に起きていますか。


実は情報が見えづらいだけでして、結構起きています。会社として現在もっている情報としては、副業の事故事例は200件ぐらいあります。
例えば、ある事例では副業として広告代理店にて運用をやっていらっしゃった方が、契約書を結ばずに進めており、且つ業務中に運用の設定を誤り100万円ほどの損失が出てしまい副業先から損害賠償を請求されたケースがありました。また、知らずに契約していたら反社会的な勢力との関わりがあったなど、副業先との個人トラブルと言えどもどうしても本業に支障をきたしてしまう事例が見えてきました。また、このようなトラブルに巻き込まれた場合には相談できる相手が弁護士のみであるため収集がつきづらいなど問題が実際に起きています。


「伏業」を減らして、ホワイト「副業」が当たり前を目指して


具体的に「フクスケ」はどのような特徴をもったサービスになっておりますか。



「フクスケ」は、副業の届出制度を実際の制度としてワークさせる副業制度構築のクラウドサービスです。会社の情報を入力すると、国が出しているモデル就業規則と連動し、会社ごとの副業ガイドラインが自動で作成できるようになっています。特に自社内でこの競業リストの作成や競業避止をどのように区別するのかが難しいですが、副業を解禁する場合にはこちらのリスク作成から始める必要があります。

副業への認知に関して、法律と政策が混ざり合って考えられているケースもあり、理解をすることが難しい領域であると思いますが、副業管理の制度設計においては、副業管理アドバイザーを弁護士、社労士の方に監修に入って頂き管理サポートを行っています。

その後、制度運用に関しては、副業の勤務時間、業務内容、反社チェックをし、従業員側と管理側で副業内容にデメリットが無いかを中立的に判断し4段階でリスク診断を行い本業先、副業者がお互いリスクが高い副業を事前に回避しやすいオペレーションを提供します。こちらの審査にて副業OKの判定が出た場合には、損害保険を適用し、万が一副業先で事故が起きた場合には補償をする機能を設けております。

自社のみで管理を行うと損害補償がないけれども、フクスケを介することで従業員を守ることができ、トラブルリスクを軽減することが出来ます。
今後、副業者が増えてくることが予想される中で従業員を守ることできるサービスとなっております。


【株式会社フクスケ】 https://fkske.com/

所在地:〒101-0032東京都千代田区岩本町2−1−9 アクサスジーベック秋葉原1401
代表者:代表取締役CEO 小林大介
設立日:2019年7月1日
資本金:5,000,000円
事業内容:副業事前申請ソフト「フクスケ」の提供、副業リスク対策コンサルティング

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