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副業者のパフォーマンス発揮に欠かせない事は”熱量”の共有と語る理由とは

株式会社Kaizen Platformは、創業当初から「21世紀の新しい働き方」をテーマに、社内では多様な働き方を受け入れ、個人のエンパワーメント促進を進めています。同社創業メンバーとして参画され、現在Executive Officer 栄井 徹 トニー氏に副業者活用の秘訣や、今後の副業市場に関してお伺いしてきました。

【会社説明】

株式会社Kaizen Platformは企業の事業に合わせて最適なデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するためのクラウドプラットフォームサービス「Kaizen Platform」と、動画クリエイティブをデータドリブンに分析しスピーディーに改善する、5G時代の新しい動画クリエイティブサービス「Kaizen Ad」を開発・提供。

目次[非表示]

  1. 1.副業者活用のポイントは【情報開示】と事業への【熱量】を伝えて巻き込む力
  2. 2.高い専門性を掛け合わせ、スピード勝負の新規事業の立ち上げに副業者活用がオススメ
  3. 3.副業市場の伸びのポイントは成果管理の考え方?

副業者活用のポイントは【情報開示】と事業への【熱量】を伝えて巻き込む力

副業者活用を始められた背景を教えてください。


弊社は「雇用契約を前提としない21世紀の新しい働き方と雇用の創出」をテーマに事業を進めており、グロースハッカー(クラウド上でディレクターやアナリストなどと一緒にKAIZEN TEAMを構築してお客様のWEBサイトやUI画面をデザインでグロースさせる役割)という職種を定義して、フリーランスの方や副業の方など個人にご登録を頂き一緒に仕事を進めています。

また、社内も創業当初からリモート推奨であることに伴い、時間での成果管理が難しいと考えていた為、アウトプットによる成果管理の文化もあり、全社員の3,4割、多い時には5割ぐらいの方が正社員以外の雇用形態で就業をしていますね。副業人材、業務委託の方の採用などは身近な存在であり、多様な雇用形態の受け入れは創業当初から当たり前にありました。社内では、誰がどのような雇用形態であるのかを気にすることも無いように感じていますね。


多様な雇用形態の方を受け入れるにあたり企業側が気を付けるべきことはありますか。


大きく2つですね。1つ目は出せる範囲内で【情報開示】を行うこと、2つ目は事業への【熱量】を伝えていくことだと思います。1つ目の【情報開示】に関して、弊社では人事情報や機密情報などの一部を除いてクリアに開示しています。また、任意ですが、全社発表、達成会も招待をしています。コアな情報も配信、社内のコミュニケーションツールでも副業者が自由に発信、情報交換も実際活発に行われていますね。

2つ目の【熱量】に関して、なぜこの事業を立ち上げてやっているのかを会社の正社員へビジョン・ミッションを伝えるのと同じ熱量で伝えていくコミュニケーションを心掛けています。副業者はどうしても距離が離れてしまうからこそ、まめな連絡頻度を維持し、オフラインで集まるときは、自分自身の熱量をMaxにして事業への想いを伝えています。こうすると当事者意識が生まれて中途半端な気持ちではなく一緒にコミットして頂ける状態になると思います。


なぜ【熱量】を大切にしているのですか。


副業者も同じ時間を使うのであれば、事業創造、成長に興味を持ち、主体的に熱量を持てることを選ばないと勿体ないと思いますね。本業の傍らにある”副業”よりも”兼業”の世界。両方ともコミットしたいと思っていただくために、【熱量】を伝えていく。副業者の方は能力の高い方が多いため、こちらも出せる情報は提供をして、熱量をもって巻き込む姿勢が受け入れ側に無いと、業務をこなすのみになってしまうと面白くないですし、物足りないと感じてミスマッチが起きてしまうと思います。


高い専門性を掛け合わせ、スピード勝負の新規事業の立ち上げに副業者活用がオススメ

どのような時に副業者は特に活躍されると思いますか。


0→1フェーズでスピードを持って事業を大きくしていく際には、優秀な副業者と共に進めることはとても良いと思います。

私が3年前、新規事業を立ち上げた際は、メンバーはほぼ副業社員でした。スタートアップの新規事業はスピードが命であり、人・物・お金の制約があるので、時間をかけての採用活動がなかなか難しい。そのため社内の者は1名だけ手伝ってくれたものの、主は7,8人の副業者と共に営業、CS、プロダクト構想から0→1をすべて一緒に作り上げました。副業のメリットは、優秀な方が直ぐに働き始められて、一緒に働く中でお互いのフィット感を見極めることが出来ること、お互いの高い専門性を掛け合わせて直ぐに走り出せるスピード感がとても良いですね。当初はそのような体制で始め、事業が成長するとともに社内から社員を集めて増やす流れを構築していました。


どのように副業者採用をされていますか。


割合はリファラルが多いですが、御社のような副業紹介プラットフォームも活用しています。以前、BtoBのデジタルマーケノウハウを早急にインハウス化していきたいとなりまして、ドゥーファ経由で経験が豊富な方を採用した際に、やはり副業希望者のリストを持っているので直ぐに適切な方をご紹介、マッチングして頂けたのはとても良かったです。どうしても友人経由では限界があると思います。


一緒に働きたい副業者はどのような方ですか。


大前提、本業で結果を出している方ですね。もちろん本業がフィットせず他の業務で結果を出せる方もいらっしゃるとは思いますが、副業も小遣い稼ぎではなく、プロフェッショナルな意識で取り組んでいる方と一緒に働きたいです。全部に熱量を持ってコミットし、結果を出してくれる方ですね。こちらも熱量は本気で伝えて、ぶつかっていきたいと思っています。


採用面談で見るポイントはどのようなところでしょうか。


もちろん専門性・経験、スキルも大切ですがビジネス系の副業は想いも見ることが大切です。人脈・スキルを見ることは重要ですが、それでは出来る範囲が限られるので、使い捨てになってしまい、副業者を活用している満足感が安く抑えられたというお金の面で考えてしまう。どうせやるならビジョン・想いに共感し一緒に成長したい、させたいと思っている方を積極的に採用していくことが良いと思います。


副業市場の伸びのポイントは成果管理の考え方?

今後の副業市場はどのようにお考えでしょうか。


伸びていくのではないでしょうか。昨今、大手IT企業もAI技術者の大幅増員を目標に掲げているなども話題ではありましたが、そもそも知見のある担い手が少ないのが現状であるのではないでしょうか。とはいうものの、専門性が高い業務に関して、知見が無いと事業が進まないとの状況も発生すると思います。そのような状況であれば、雇用形態関係なく必要な方、優秀な方を招き入れて一緒に進めていくのが自然になりますね。


伸びてくるというものの、爆発的に伸びている印象は少ないですが、何が副業者受け入れに際して障壁になっているとお考えでいらっしゃいますか。


日本は仕事に対して、時間管理の考え方が強いからではないでしょうか。一概には言えませんが、出社することが成果になっている側面があると思います。しかし、今後リモートワークが増えてくる状況下で、アウトプットの成果で判断をせざるを得ない場合も発生します。リモートワークの環境下でも、成果が出せることが分かるのであれば、副業者の活用も促進されるのではないでしょうか。


最後に一言お願いします。


事業成長において雇用形態関わらず、有識者とを招き入れることが当たり前になってきています。企業側もプロフェッショナルな方を受け入れるには、マネジメント手腕が必要となりますし、この力をつけていかなければなりません。

副業者の個人に視点をあてても、今の時代、終身雇用の考え方が変化する中で、個人は会社にしがみついてては危険です。だからこそ、自分の好きなことや熱量を持ってやりたいことをお金にとらわれずに進めていくことが健全であると思いますし、その強い意志を持ってやると決めたことには熱量をもってやり切り結果を出すことに拘って頂き、生き生きされる方が増えてほしいと思いますね。


貴重なお話を頂きましてありがとうございました。

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