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スタートアップ企業にて副業社員活用により事業加速!

今回は、スタートアップ期の企業こそ副業社員の活用を進めることのメリット、よりうまく機能させるためのコツ、活用するうえで持つべき企業側のマインドを株式会社BUB 代表取締役CEO 一戸 悠人氏へお伺いしてきました。


【会社説明】

株式会社BUBは「自然と文化を体験する宿泊施設」をモットーに、現在は千葉県で学校跡を利用したグランピング施設を運営。自然の中で泊まることのみを目的とした従来のグランピングではなく、季節ごとに変わる豊富なアクティビティで最高の体験を提供し、新たな非日常を経験していただくことを目的とした独自性のあるグランピング施設を提供されています。

「世の中の人が他人に縛られない自分らしい生き方が広がって欲しい」との思いを込めて設立された企業です。

目次[非表示]

  1. 1.施設運営スタッフからWEBマーケターなど幅広い職種に副業社員の活用
  2. 2.優秀な人材と出会える
  3. 3.副業者活用のポイントは「ロイヤリティ」
  4. 4.受け入れ前におさえておきたい重要なポイント3点



施設運営スタッフからWEBマーケターなど幅広い職種に副業社員の活用


今回、副業社員を導入した経緯を教えてください。


7月からサービスを本格的にリリースをしており、当初、施設運営の現地スタッフはアルバイトの方を中心に採用していましたが、副業サービスを知り、一般の企業に勤めている方が週末に普段と違う観点で仕事をすることはリフレッシュにも繋がってその方自身も楽しめるのではないかと思いサービスを使用しました。また、報酬体系も金額支給以外でも構わないとのことで、グランピング施設の宿泊割引を報酬として応募をかけられることも魅力でした。


具体的にどのように運用をしていらっしゃったのですか。


kasookuの中でも、副業求人広告のサービスを活用して募集をしました。こちらはサイトから広く募集をかけ、応募、登録して頂いた方へ勤務依頼日を一斉にメールにて知らせ、条件に合う方を探し、施設運営の現地スタッフとして活躍頂きました。ただ、もうこちらは副業者募集は停止してしまいました。


現在は、2名の副業者の方を採用しています。1名はWEBマーケターの方でもう1名は採用中心に他全般をお願いしています。WEBマーケターの方は、社内のマーケティングを全般見て頂いていて、週に1回定例のMTGで方針のすり合わせを行っています。もう1名の方は、タスク毎に依頼業務が発生したタイミングでお声がけをしていますね。


優秀な人材と出会える





副業者の方を活用した効果はいかがでしたでしょうか。


施設運営スタッフに関して、アルバイトとは違い、副業者は当事者意識の高さ故か、事前に就業マニュアルをお渡しておくと、読み込んで頂いたうえで就業をして頂けるため、導入がスムーズに進んだり依頼業務以上にマニュアルの変更やオペレーションの効率化などを提案してもらえたりと良い気付きを頂けました。

現在、社内で活躍頂いている方は、大変優秀な方で、良質なアウトプットを短時間で出して頂けるので、とても効率的で助かっています。うちみたいなスタートアップでは、知名度、サービス展開も直近とのこともあり正社員では中々優秀な人は集まりづらいですが、副業だときてもらえるんですよ。欲しい人材と普通に出会える。とても有難いですね。


副業者活用のポイントは「ロイヤリティ」


副業者採用を進めるためのコツは何がありますか。


副業者の方にロイヤリティを持って頂くことだと思います。「成果」や「業務範囲」は限定されているけれども、会社へのロイヤリティを持って頂けていると、お任せしている業務範囲外も気にしてくれたり、アドバイスも頂けたりと大変助かってますね。

弊社の施策として、副業者を受け入れる際には歓迎会を必ずしてます。これはとても大切だと思っています。まだまだ本社の人数は少ないですし、1人入って頂けるだけですごく大きな影響なんですよね。正社員と違って働き方が自由なところも多いので、想いが無ければ不満が増えると思っています。雇用形態は関係なく副業者は準社員と思っておりますし、せっかく一緒に働くのであれば同じ方向を見てほしいから歓迎会を開催しています。


ここに至ったのには、以前、施設活用を提案する営業職ポジションの募集をかけた際に、応募は多くいただいたのですが、採用まで上手くいかず見事に失敗した経験があります。原因は、ご応募後の1次対応ですね。応募頂いた方に施設運営スタッフの採用時と同様に全て同じ文面で契約登録フォームをお送りするオペレーションにしましたが、返信が来なかったんですよね。

副業者の採用に関しては、弊社へのロイヤリティを持てるかも大切だと考えているので、業務内容の深さや内容によって1名1名の方と対話をする時間を設けたり、1人ひとり異なる返信内容を送ったり、工夫が必要であると実感した事例でした。


受け入れ前におさえておきたい重要なポイント3点


副業者を受け入れるために気を付けていることはありますか。


副業者を受け入れる際に最も大切なことは、「どの施策をお任せして、どのようなコミットメントを持ってもらうかを明確にしておくこと」ですね。明確なコミットメントが無い状態でスタートするとお互いに曖昧な状況になり納得のいかない形で終了してしまうと思います。次に、働ける時間は本業に左右されるので「事前に稼働時間の詳細確認をしておくこと」も大切だと思っています。繁忙期などもあるかと思いますが、本業が優先なのは仕方のないことなので、実際にそれがどの程度の忙しさなのかは、予めお互いに認識しておくことが必要だと思いました。また、「緊急度が高いものはお任せしない」っていうのもポイントですね。どうしても融通がきかない時も想定して、少し納期が遅れても困らないものをお任せするようにします。その方がお互いやりやすな、と思いますね。

今後の副業市場に関してどのようにお考えでいらっしゃいますか。


副業社員の活用は良いと思いますね。もちろん広がりつつもあるけれど、もっと副業を身近に感じられると尚良いなぁと思います。入退場が今よりもライトになって、複数社で副業経験ありますとかどんどん広がると良いなぁと思いますね。会社としてもこれからのフェーズで、正社員の採用が難しい中で、会社へのロイヤリティもあり、且つ優秀な方と出会えて一緒に働いて頂けることはメリットしかないですね。


(編集後記)


今回は失敗事例もお伺いさせていただきましたが、ポイントは

①副業者受け入れ前に、具体的な業務内容と責任範囲を明確にしておくこと

②緊急度が高い案件は任せないこと

③具体的に稼働時間を事前に確認することが成功するカギとなります。


インタビュー後には、「副業は収入の目的の人も多いですが、ビジネス以上に様々な出会いがあり人生観が高まることが素敵であると思います。」と今後副業を考える方にもエールを頂きました。


貴重なお話を頂きましてありがとうございました。