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雇用形態にこだわらないジョブ型採用を導入のきっかけから副業者活用のポイントとは!?

株式会社ユニメディアは、デジタル領域におけるマーケティング支援企業です。この度は、AI OCRの【LAQOOT(ラクート)】などの販促を拡大させるため、Kasookuにて副業者採用を行っています。また、同社では新しい取り組みとしてX-SKILLS(クロススキルズ)プロジェクトと題して、雇用形態にとらわれないジョブ型組織づくり構想を進めています。

今回、こちらのプロジェクトの設計から運営も担当する、同社 人事担当 加藤仁聡氏に、副業者採用、活用における成功のポイントを伺いました。

【会社/サービス説明】

株式会社ユニメディアは、AI、ブロックチェーンといったテクノロジー開発と事業活用を手がけ、様々な企業のデジタルトランスフォーメーションを推進する企業です。スマートフォン向け広告や、ふるさと納税プラットフォーム事業も展開しており、多種多様な企業様の課題解決やサービスをサポートします。

目次[非表示]

  1. 1.雇用形態にこだわらないジョブ型採用を導入
  2. 2.エントリーが2倍越え!?
  3. 3.【Bee and flower】によりwin-win-winの関係性を実現
  4. 4.稼働後のパフォーマンスを上げるためには、初回面談が肝!
  5. 5.オーダーメイドな対応こそ重要なポイント

雇用形態にこだわらないジョブ型採用を導入


副業者を活用された背景を教えてください。


弊社は設立20年目の節目を迎え、コアとなる人材が集まってきた段階ともなり新しい採用方法に挑戦しようと考えていました。また、働き方改革も進んでいる中で、2019年12月より通年採用をストップし、プロジェクト単位ごとに正社員、副業、フリーランスと言った雇用形態にこだわらないジョブ型採用を進める方針に舵を切りました。

そこで採用の入り口として、業務委託契約という形で間口を広げることにより、「双方でメリットがあるのであれば、働き方や雇用形態にこだわり続ける必要がないのではないか」という末田(代表取締役社長)の考えのもと、業務委託契約にてジョブ型採用を行う意思決定をし、募集をスタートしました。


具体的にどのような案件で副業者を募集していますか。


AI OCRのLAQOOT(ラクート)拡販の為、セールスリード紹介を募集しています。個人の方を対象としており、人脈からお客様をご紹介いただく形をメインとして、1アポイント定額の報酬設定でお願いしています。


副業者採用はどのように行っていますか。


現状は、Kasookuのような副業求人媒体を利用し採用募集をかけています。数社活用していますが、登録者の属性やスカウト流入、自然流入が多い媒体かなどの特徴を見極めながら最良の方法を模索していますね。

社内運用は、副業者のリクルーティング戦略、各副業者の方とのオペレーション対応、全体PM、契約管理など役割分担し、複数人でプロジェクトチーム運営をしています。


エントリーが2倍越え!?


様々な媒体を活用される中で、Kasookuはどのような印象を持たれていますか。


Kasookuは、自然流入の応募が多い印象を持っています。求人内容も大切ですが、求人内容の更新頻度を高くすることでエントリーがより集まる媒体であると感じていますね。


実際の効果はいかがでしょうか。


他社の副業者募集媒体より、エントリーは2~3倍ぐらい多い印象です。

今回採用募集しているリードの紹介に関しては、技術に関するハイレベルなスキルセットよりも、繋がりや人脈の広さ、行動力がある方を求めています。できるだけ多くの方にお会いしたいと考えているので、エントリーが集まることは有難いです。

また、現在はリード紹介のみならず、組織の一員として役割を持ち活躍して頂いている副業者の方も何名かいまして、関係性が深まりつつあります。本プロジェクトが進んでいる実感がありますね。


【Bee and flower】によりwin-win-winの関係性を実現


副業者活用において、X-SKILLS(クロススキルズ)プロジェクトとして新しい取り組みを行っていらっしゃると思いますが、どのような構想のもと進めていらっしゃいますか。


本プロジェクトのスローガンとして【Bee and flower】の関係性でいられることを掲げています。
Beeは副業者、flowerはユニメディアを指します。この関係性とは、「ユニメディアは様々なジョブを用意しているので、その案件を見ながら副業者の方が成長できそうだ、やってみたいと興味がある案件があれば繋がりましょう。それが、ユニメディア、顧客にとっても三方良しの関係性でいられるのであれば、その都度関わりを持てて長く繋がる、蜂と花の関係性でいられたらいいですね」という考え方です。

副業者と結ぶ業務委託契約は成果主義であり、ドライな関係性が多い印象があると思います。そのような印象が強いからこそ、あなたのスキルが欲しいというよりも、あなたのためになって、会社のためになって、顧客のためになるのであれば、ぜひご一緒させて欲しいと伝えています。

だからこそ短期的な付き合いではなく、長期的に繋がり続けることを大切にしています。
この繋がりを持ち続けるために、ただ単に業務委託契約とその管理者との関係性ではなく、1対1の個人同士として繋がりたいとのスタンスで接し、コミュニケーションを日々取っています。


素敵な考え方ですね。実際【Bee and flower】のように、関わる案件が増えて行った実績はありますか。


ありますね。実際に、リード獲得において複数案件を担ってくれている方もいます。
また、将来的により深い関係性を築くために、ナレッジの提供や、個人の成長にフォーカスして、勉強会や相談会を積極的に開催しています。例えば、今回募集している案件のサービス:AI OCRのLAQOOT(ラクート)の技術構造や専門的知識、実際にリードを獲得する為の営業アプローチトークやロープレなどです。ご一緒している方が何のスキルを身に付けたいか?を確認して、最大限サポートできるようにしています。


X-SKILLS(クロススキルズ)プロジェクトの始動にあたり、どのような対応が大変でしたか。


新しい制度をつくるにあたり、規約の整備は非常に煩雑でしたね。1ヵ月ほどはかかったと思います。プロジェクト案件が増えたら利用規約の追加や修正しないといけないですし、大変でした。

とはいえ、一番大変なことは、現在正社員として勤めている方にどのように説明するかを考えることが大変でした。どのような雇用契約だとしても、皆ユニメディアの一員であるという認識を育てられるように社内広報をしていくことが重要だと思います。それは最初から注意して整備を進めていきました。


稼働後のパフォーマンスを上げるためには、初回面談が肝!


副業者活用のポイントを教えてください。


そうですね。受け入れる側の姿勢、体制が大事だと思っています。
現状では、副業を始めるために分からないことが多いため障壁があると考えていて、まずその働き方の考え方からお伝えが必要になります。実際にお会いする中で、能力はあるけれども、副業のやり方がわからない、進め方のイメージが付かず挑戦できていなかった方もいました。その場合、どのステップで止まっているのか、その各ステップでそれぞれ正しいアプローチをどのように打っていくか、個人に合わせた柔軟な受け入れ体制を会社が持っているかがポイントではないでしょうか。

そこがうまくいかないと、イメージが付きづらい規約の部分や、実際の業務への進め方説明が不十分で行動が出来ず離脱していく・・・という事象が発生します。その点において、弊社は個人に応じた対応を重視しているため、離脱が少なく実際の稼働に至るケースが多いと感じています。最初の接点である面談で、いかにお会いした方の副業のイメージや知識を踏まえて、進め方や訴求の仕方を工夫することが大切だと思います。


具体的にはどのようなポイントで意識をしていますか。


稼働後もモチベーションを保ってもらうことが大切であり、初回の面談でいかに好印象を持ってもらうかを意識しています。会話の中で相手の興味分野や共感ポイントを探して、アプローチしていく。まずは「私」という個人に興味を持ってもらい、その次に私が所属している企業ってどんな場所なんだろう、という流れでユニメディアに関心を向けてもらいます。初回の面談時に「この人と話すことに時間を使ってもいいかな」と思ってもらえるように心がけていますね。

また、稼働までの工数削減や心理的なハードルを下げるように徹底しています。例えば、業務委託契約の締結時には、印鑑が必要な書面での重々しいやり取りではなく、規約を確認頂き、メールにて同意を頂くことで契約締結するような設計にしています。


多くの副業者の方を採用していらっしゃいますが、どのように副業者の方を管理していますか。


SFAと個別スプレッドシートを使用して管理をしています。抜け漏れが無いように、フローを整備し、ルールを決めて、運用を常にモニタリングすることで、入退場が曖昧にならないように管理は徹底しています。


オーダーメイドな対応こそ重要なポイント


ちなみに加藤さんが副業社員第一号と聞いておりますが、どのような経緯で副業を始められたのですか?


転職活動中の採用面談時に、代表末田と出会いまして、本プロジェクト(X-SKILLS)のプロジェクト構想を聞き、その後フラットに私に意見を求めてくれました。
その上でこの立ち上げをやってみないかと誘われ、興味を持ったのがきっかけです。

実は、始める前に業務委託という雇用形態自体も知らなかったんです(笑)
業務委託は、結果に対して報酬が支払われ、契約の継続可否が判断されるといったドライなイメージを持っていましたが、ユニメディアは少し違うと思いました。

先ほどからお伝えしている通り、プロジェクトに沿って雇用形態にこだわらないジョブ型採用を行っているため、お互いにメリットがあると感じた場合でしか採用をしない方針です。このジョブ型採用のための組織を構築すると伺い、今までの人事経験も活かすこともでき、かつ私自身がより成長できるのはないかと大変魅力的に感じました。お金をいただきながら、自身もスキルアップできることはメリットしかないと感じてジョインをしました。


実際に副業をされてみていかがでしょうか。


良かったと思います。現代社会において、雇用の形に固執する必要がないとも考えますし、会社に依存することはおすすめしないですね。会社としても、働く個人が複数の会社で経験を積んで、自社の業務にその経験を還元することで生産性を高められるに越したことは無いですよね。個人としても、本業以外でも新しい経験を積むことで、その分挑戦できる幅が広がりチャンスも増えるので、良い成長機会になると思います。


最後に、一言お願いします!


私自身、ユニメディアで副業をしているからこそ思うことですが、代表の末田は、非常に柔軟に物事を捉え新しいことを行うことに対して全く抵抗がない人なんです。雇用形態に関係なく、個人一人一人の声を「聞いてくれる組織」であり、オーダーメイドでやるという姿勢ができていることが、弊社の強みであり魅力であると思いますね。

本プロジェクト(X-SKILLS)を通して、新しい雇用の在り方を推進し企業も個人も、クライアントも皆が良い方向に進められることを目指し、新しい制度での成功実績を創っていきたいですね。


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